昼休み

珍しく暇な休み時間が出来たので、考えていることについて覚え書きのようなものを…2週間後にゼミの発表なのに、構想からして全然出来ていません(^^;
テーマは「自然哲学」という分野に決まっているのですが、それをどういう切り口で論じていくかがまだ曖昧です。ひとつのやり方としては、誰かひとりの哲学者を取り上げてその思索研究(主には著作の読解ですね)と、自分自身の構想とをリンクさせていく、という方法があって、これが哲学の論文としてはメジャーな形式です。これに関しては、自然哲学に関する概論的な文献*1を読んで、関心のある哲学者*2は出てきたのですが、ただ日本語の文献が非常に少なく、また哲学科の先生方からも学部生ではやめておいたほうがいいという専らの評判がある人でもあるので、二の足を踏んでしまっているのが現状です(苦笑)ただ、他にも関心のある哲学者はいるので、そちらの著作を読んでみるつもりでもいます(最近気になっているのがホワイトヘッド)。
もうひとつ哲学の論文には大きなスタンスがあって、それはあるテーマに関係している哲学をまとめていく、という手法です。上で参照したと言っていた文献のように、自然哲学なら自然哲学を主題として、それについての論述をしている哲学者を立場ごと、あるいは年代ごとなどで整理し、その中で自分自身の構想を述べていく、というわけです。ただ、これは先行研究についてある程度知る必要があるので、上に挙げた方法を取る場合以上に二次文献を読むことが重要となってくるようです。哲学の進歩の過程というものに興味があるので、この方法も向いているかな、とも思うのですが。
とりあえず、昼休み後の授業に出たあと、図書館へ行ってホワイトヘッドを借りて読んでみようと思います。2週間では論述スタイルくらいしか知ることが出来なさそうですが(笑)

*1:主にはゲルノート・ベーメ『われわれは「自然」をどう考えてきたか』という文献です。ゼミの担当教授だけでなく、ある講読の講師の先生にも薦められました。面白いので買おうかと考えているのですが、如何せん価格が(^^;

*2:シェリングという主に18世紀に活躍したドイツの哲学者です。