「命の水」を飲みながら

何とか松の内に更新を。


新年は例年通り、すなわち元旦はこのダイアリー*1の語源となった「山の上」の実家に帰り、2日に奥様の実家へ行き、3日に現住所の「山の上」へ戻り、4日に子ども達を連れてプラレール*2へ行く、という過ごし方を致しました。
道中の賑やかしは当然『POP VIRUS』で、家族へのクリスマスプレゼントとして針を落として以来(CDです、はい)、もう何度聴いたことか。ちなみに前作『YELLOW DANCER』はここ3年ほど、欠かさず長男のヘビーローテーションでありました(笑)
ごく簡単に新作を評するなら、星野源らしさを煮詰めた、とても1時間弱とは思えぬ濃厚さで、ハイライトは中盤の『Present』ではないかなぁ、と思っていて、あの闇と光の綯い交ぜになった世界観は、『アイデア』(紅白のテイクは、諸手を挙げて賛辞を送りたい)を超えた今だからこそ、だと思います。


とはいえ、変わらないようで少しずつ変わってきたこともあるものでして、まず初詣をここ3年続けて日吉大社にお詣りしてきて初めて、元日に致しました。
昨年,一昨年と実家の両親と元旦の翌2日に行っていたところ、諸々の負担を鑑みて前倒ししたところ、なんだか例年以上に晴れやかな年を迎えられたように思います。
御神籤も予期していたような内容で、背中を押されたとまでいかない、後ろ盾を得たというような心境でして、泰然自若と亥年にも牛歩の構えで臨みたいと考えた次第。きっと来たるべき時はそう遠くないのです。


2日,3日の過ごし方もここ数年の反省を踏まえて、少し早めにお暇させていただき、自宅に戻ってきました。
ここなら何ら差支えないと思って語弊を恐れずに書くなら、やはり私達家族はどこまで行っても自由でありたいのだと思います。
仕事柄、もっと言えば生来の気質として、ルーツは大切にしたいと思う一方、まずは自立し自由闊達な在り方でなければ、今の時代そしてこれから先の時代に生き抜いて行くのは難しいと、折に触れて感じることばかりです。


昨年最初の天赦日を記し、3月の締め切り間際に、とある届を市役所に出して以来、個人としてそしてその先には何らかの組織として、主体的に生きて行くことがこんなに面白いことに気付いた以上、後には戻れないと感じています。
Memento Mori」でも「Carpe diem」でも「Catch the Moment」でも(元ネタがひと通り分かった方には、細やかな賞品があるかも)、つまりはそれらが云わんとすることが、割と身に沁みて分かってしまった私としては、無難に生きることさえ最早リスクであって、じゃあ何をするか、ってシンプルに自分の足で稼ぐしかないのです。
そうそう、新年の投稿なので昨年考えた社訓をここに忍ばせておきましょう。


創り手良し
食し手良し
伝え手良し


ちなみにタイトルはウイスキーの銘柄で、「USQUAEBACH」と綴ります*3
昨年ご縁があった大阪市内の酒屋さんたっての推奨品として半年ほど前に初めていただいたもので、ブレンデッドとは思えぬ奥深さに唸りました。
挨拶回りでお邪魔した際、年末年始の景気付けに2本目を仕入れ、チビチビいただいております。

*1:サービス終了まであと少しですね。移行先は日本から撤退した某サービスを検討中です。

*2:なんで今年はあんなに混んでいたのでしょうか。そんな中2人は、いただいたお年玉を使って、おかげ様でお目当ての品を獲得しておりました。

*3:背面にある英語の説明書きを読むに、どうもゲール語由来(?)なのかな、詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教示くださいませ。