songnation*1を聴きながら執筆中。こういう問題を直接扱った歌として私が持っているAlbumから思いつくものはこれくらいしかなかったので。
「こういう問題」とは何か。それはThe Whiteband Projectです。ホワイトバンド…買おうかな、と思っています。詳しい活動の内容についてはこれもOfficial HP*2を見ていただくのが一番かとは思いますが、かう言う私もそれほど詳しく知っているわけではありません。詳しい話に興味が無いわけではありませんから、日本版のHPは一応目を通しましたし、それに関連したことを書かれているブログなんかもいくつか回っては来ましたが、グローバル版のほうは読んでいませんし、実際この活動がどのような成果を挙げているだとかいった情報も全く知りません。「世界で3秒に1人、貧困によって子どもが死んでいる」と言われても、残念ながらあまり実感は湧きませんし、まして危機感を覚えるかというと…
無知なままではどうしようもないし、まずは知ることから始めないと、というのが最近の私の考え方ではあるのですが、何というか、そこまで力を入れられない自分がいるんですよね。そういう意味では、こういう活動に消極的な(あるいは反対といってもいいかもしれませんが)一部の人などが言われる「偽善」なのかもしれません。それは私個人について言われるのならば否定する気はありませんし、実際私自身でもそういう意識がどこかにあったりもします。
でも、それでもいいんじゃないかと思うんですよね。何も、「心の持ちようはどうあれ結果があればいい」ということが言いたいわけでは無くて…だいたいそれなら直接、活動理念に賛同できる団体に募金でもすればいいわけで、こうやってよく分かってもいない活動の、しかも無駄にコストがかかっていそうな意匠のバンドを買うなんていうのは、それこそ最近流行りの「もったいない」ですから。
私がこの活動に注目した理由は2つ。1つは、偽善者である私も、これを身につけていればあるときふと問題を考えるようになるかもしれない、ということです。考えるだけじゃいけないと言われるかもしれませんが、考えれば考えない人よりは何か動くことになる可能性はありますよね。2つめは、たとえ私は相変わらず偽善の域を出ないとしても、あるいは1つめに書いたようなことがあって、しかしその力があまりに小さすぎるというときでも、私がこのホワイトバンドを買うことによって周囲の人への宣伝効果は期待出来る、ということで、1つめよりもおそらく意味があることだと思います。バンドを着けた私の行動が理念を伴わなかったとしても、人から見えるように着けていれば何かしらの反応はあるはずです。例えばそれは「それ何?」みたいな質問かもしれない。ならば私がこのバンドについて少しでも説明をすることします。その人は私のように大して意識が高くないかもしれないですが、何十人かに一人は非常に興味を持って何か動いてくれるかも…。あるいはその反応は「そんなんしても意味無いやん」といったものかもしれない。そうだったとしても、それは何か考えがあった上での発言ですし、そうやって発言するときには、改めて考えることを反復しているわけですから、そのことは無意味ではないと思います。
これらのことが結果に結びつくかと言われれば、もちろんそんな保証はありませんが、少しずつでも考える機会が、そして考える人が増えるのなら、きっと何かが変わり始めるんじゃないでしょうか。
ホワイトバンドはインターネットでも購入できるようですが、現在品薄のよう…今度の土曜日、私は補講へ行くのでそのときに探してこようと思います。純粋に、物として欲しいという面も非常に大きいのですが(笑)いや、でもこれが不細工なものだったらこんなに拡がらないと思うんですよね。一番初めに書いたsongnationのような音楽だって、とりあえず聴いていて面白いものでなければ誰も買いませんし。とりあえず、今とても欲しいんです。

*1:数年前、9.11を考える中で発表されたAlbumです。詳しくはこちらへ。
これを買ったときの私の気持ちも今から書くものと同じようなものでしたね。

*2:日本のものはhttp://www.hottokenai.jp/
グローバルなものはhttp://www.whiteband.org/