1か月前
クリスマスまであと1か月ということで、今日はそれにちなんだ音楽のことを。まだ1か月もあるといってしまえばそれまでですが、こうやって紹介することを考えると、あまりギリギリでは聴く期間が無くなってしまうので、今くらいでも早とちり*1ではないように思います。
実は今までにも1枚、クリスマスのアルバムは紹介しています*2。別に私はクリスチャンではないですし、クリスマスに毎年何かイベント事をするといったふうに、クリスマスを特別な日だと思っているわけでもありません。でも、クリスマスという宗教行事によって作られてきた芸術は、洗練されたものがありますし、もちろん音楽もその例外では無いと思います。これから紹介するのは、クリスマスだからといって騒ぐわけではないけれど、やっぱりこの雰囲気は好き、という人にぜひおすすめしたい音楽です。
まずは、J-POPの曲から。
「白い雪とシャンパンとX'mas SONG」the brilliant green
題名そのまんまですね(笑)2000年に発売された「angel song-イヴの鐘-」というシングルのカップリングで、これ以外のCDには収録されていませんが、とてもブリグリらしく(そしてTommyらしく)、アルバムなどに入れてもいい感じで収まりそうな曲です。シングルA面の「angel song…」も題名どおりクリスマスの曲で、これも悪くないですが、せっかく紹介するなら知っている人が少ない曲のほうがいいと思うので、ここではあえて「白い雪と…」を推しておきます。
また、traditionalな曲のカバーとしては次のようなものもあります。
「Silent Night / White Christmas」Every Little Thing
よく知られた2曲をELTがカバーしています。が、残念ながらこのCDは今手に入らないと思います…というのも、2001年に発売された「Every Ballad Songs」というアルバムの初回限定版にボーナスCDとして入れられたものなのです。持田さんの、上手いとは言い難い英語を補って余りあるだけの(笑)魅力を持つCDなので、もし持っている人が近くにいれば借りて聴いてみてみてもいいかと思います。
他に、何年か前に小柳ゆきも同じ2曲をカバーしていたように記憶していますが、あまり聴いたことが無いので、こちらは割愛しておきます。
最後に、アルバム自体がクリスマスをテーマにしているアルバムを紹介しておきます。
「SNOWBOUND」Fourplay
- ANGELS WE HAVE HEARD ON HIGH
- HARK! THE HERALD ANGELS SING
- SNOWBOUND
- THE CHRISTMAS SONG
- THE IVY VARIATIONS
- RIVER
- AMAZING GRACE
- CHRISTMAS TIME IS HERE
- SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN
- AWAY IN A MANGER
- MERRY LITTLE STROLL
- AULD LANG SYNE
見てのとおり、traditionalなものが多く収録されていますが、実際聴いてみると原曲からは想像もつかないものであることが分かります。Fourplayは前にも紹介したように*3、ジャンルとしてはフュージョン(またはスムース・ジャズ)に分類されるグループですが、このアルバムもジャズの要素を多分に含んでいます。クリスマスソングとジャズという取り合わせは、なかなかイメージしにくいかもしれませんが、個人的にはとてもよく調和するのだと、このアルバムを聴いて感じています。このアルバムより雪の夜に合うアルバムはなかなか無いといっても過言では無いと思います。1曲目から5曲目くらいまでは、ぼーっと聴いていると1つの曲かと思えるほどに流れがよく、まるでFourplayのオリジナル曲かのような仕上がりになっています。他の曲もどれもよく知られていますが、こんな解釈もあるのか、と驚かされるものばかりです。特に最後の「AULD LANG SYNE」、この題からは分からない方がほとんどだと思いますが、実は、日本人なら知らない人はいない曲です。あえて何の曲かは書きませんので、これを読んで聴いてみたいと思った方はお楽しみに。