中欧旅行

2012年3月11日(日)
<Hungary Budapest〜Slovakia Bratislava〜Czech Brno>
天候:Hungary Budapest…曇りSlovakia Bratislava…曇り時々小雨Czech Brno…晴れ 気温:12〜15℃


起床
気持ち良く過ごしたホテルで荷物をまとめる。
BBC NEWSで3.11の特集を見ながら準備をした。1年前のあの日は本当に信じ難く忘れ難い一日になったが、それは日本に限らないのかもしれない。野田総理天皇陛下の哀悼の言葉をHungaryでライブで見ることになるなんて1年前には夢にも思わなかった。
レストランで食事を取り出発。


初日,2日目に続いてチェコナンバーのバス(VOLVO)で出発。
カレルさんというドライバーさんの名前はプラハの「カレル橋」で有名な英雄の名前から来ているそう。
BudapestそしてHungaryとはこれでお別れ。また来たいという人が多い国だそうだが、気持ちは良く分かる。この国独特の空気感は日本人にとって心地よいものだった。


ハイウェイでSlovakiaへ向かう。
道中、最後にハンガリーの通貨フォリントを使えるサービスエリアに停車。ちょっとしたリキュールと水などを買い求める。アロエベラ入りのジュース(ブラックカラント味)は独特の香り。美味しいとは言い難いが、ちょっと日本人には考えつかない味だった。


国境越えはごくごくあっさりしたものだった。以前はゲートがあって中間地帯を挟みしっかりした審査があったらしいが、今はゲート跡が残るのみ。少し速度を緩めて通過しただけだった。
Slovakiaに入って景色が変わるということはなかったがBratislavaは少し離れたところからでもそれと分かる街だった。


高層ビルやマンション群などが立ち並ぶ新市街はとても都会的。BudapestのPestも都会だったがBratislavaの方がずっと近代的だった。展望タワーがある橋を渡り中心部へ。
観光センターの一角のようなところで昼食をいただく。
ブロッコリーのクリームスープと牛肉の煮込みニョッキ付、カスタードのケーキというメニュー。日曜日ということもあり建物の中も暗かったが外の景色も曇天でぱっとしない。
中欧,東欧だなという雰囲気はとてもあったが青空を期待する声も。
目の前をドナウ川を流れる、というと美しい風景を想像するが実際は実に東欧らしい鈍色の風景だった。
ニョッキそして「ういろう」のようなケーキはなかなか無くならず、ほとんどの人が残していた。


食事を終えて現地ガイドの方とともに市内観光へ。
まずは高台にあるBratislava城。昔の戦争で破壊されてしまったそうで、今は19世紀頃に建てられたとのこと。現在は博物館への改装工事中で正直あまり雰囲気のある場所ではなかった。
Bratislava城に続いて旧市街へ。
旧市街はBratislava城から見るとオレンジ色の屋根が美しいが、実際に間近へ来てみると少し寂びれて破れた壁などが目立つ。
ガイドの方も再三スリやジプシーの話をされていたので、実際あまり治安なども良くはないのだろう。
目印になっている塔(これも色が剥がれておりあまり綺麗ではない)をくぐって、旧市街の中心部へ。日曜ということもあり一部のカフェや土産物屋をのぞいて店は閉まっている。時折黒っぽい服装の人間が睨みを利かせているが、これだけ人通りが少ないと仕事にならないようで恐怖心は少ない。
中心の噴水(冬期は止まっている)がある広場まで行き、小一時間の自由時間。
市庁舎裏の有料トイレでは母娘が番をしている。とても綺麗なトイレは80cent。US POPが流れていた。


二人で旧市街をぶらぶら散策する。風が強く気温よりもかなり寒く感じる。マクドナルドへ入りコーヒーをテイクアウト(€1-)。
路面電車はあまり人を乗せずに走っていた。
少し街外れに近い土産物屋へ入りBratislavaのガイドブック。奥様は猫のブローチ(中欧テイスト満載)を買う。
広場へ戻り再集合、旧市街を別ルートで戻る。とても寂びれた教会を写真に収め、風の吹かない路地を抜ける。アパートの裏庭といった感じ。
バスへ戻って一路Czechへ。景色はあまり変わらない。


Czech Brno
インターチェンジに近づくと車の量が増える。Skodaの車が一気に増え、Czechへ来たことを実感する。一般道は日本の郊外と同じように大きなショッピングセンターや車のディーラーが目につく。
BrnoはCzech第二の都市だそうだが、いわゆる都会とい感じの印象と郊外の雰囲気がそれぞれ合わさっているような気がする。
ホテルへ着きバスを降りる。外観もおしゃれだが、ロビーはいっそう鮮やか。オレンジ色の内装は派手というより優しい色使いで、中欧というより北欧に近いイメージのセンスを感じた。
部屋もチェックの床やストライプの椅子など隅々まで気の利いた作り。
ここもバスタブや服を乾かす温水パイプがあり嬉しい。
夕食までの時間をガイドブックなどを読み過ごす。


夕食は酸味の効いたサラダ(野菜のカットが細かい)と鶏肉のソテー,ライス付そしてバナナ味のケーキ。ソテーはマッシュルームの味がソースに良く出ていて美味。
ライスも美味しく、皆が平らげていた。ケーキも悪くない。


食事の前に他のツアー参加者の方からスーパーを教えてもらっていたので、散策がてら行くことに。営業時間に余裕があったので、ゆっくり店内を見て回る。
物価はHungaryに比べると割高。物によっては日本とさほど変わらないが、ビールとチーズは安かった。合わせても日本ではビール1本買えるか買えないかの値段。
りんご,ビール(500ml),チーズ,ジャム,水(ガス入),キャンディー24個を買って160Kc強。
部屋に戻って風呂上がりにいただく。Pilsner Urquellは缶ビールとは思えない泡。チーズもウォッシュ系の匂いが強く鼻についたが、とても美味しかった。