hitomi再考(って、別に今まで考えたことはないですけど…)

最近、hitomiを聴きなおしています。けっこう前から聴き続けているアーティストの1人ではあるんですが、改めていいなぁ、と…特に心境の変化があったわけでもないのですが。
私がhitomiを聴き始めたのは「there is...」というシングルですから、これで丸6年くらい聴いていることになります。じゃあすごく聴いているのか、というとそうでもないんですね…その頃から(というか、「その頃のほうが」と言ったほうが適切かもしれません)色んなアーティストを聴いていて、その時どきですごく聴いていたなぁ、という曲なりアルバムなりがあったのですが、不思議とhitomiはそういう記憶がありません。おそらく「there is...」以降のシングルやアルバムはほとんど全てレンタルして聴いてきたのですが、聴きこむという感じではなかったんですね。個人的にある時期集中的に聴きこんだアーティストには、the brilliant greenDo As InfinityGARNET CROWなんかが挙げられるんですが(ずっと聴きこんでいる浜崎あゆみという例外はありますが・笑)、hitomiはそうではなく、新曲・アルバムが出たらある程度聴いてしばらく聴かない、あるいはしばらく経ってからたまに聴く、というような聴き方をしてきました…アルバムなんかは単調に感じるところもありましたし。ですが、逆にそういう聴き方をしたからか、聴きすぎて聴きたくなくなる、なんてことにもなりませんでした。実は、Do As Infinityなんかはけっこう聴きすぎてしまったところがあります(^^;hitomiは、細々とではありますが一度も飽きずにここまで聴いてきたんですね。
で、最新シングル「Love Angel」(まだ借りに行けていません)のひとつ前に、「Japanese girl」というシングルがあるんですが、このカップリングには最初に書いた「there is...」のバージョン違いが収録されています。個人的にはそれほど好みのアレンジではなかったのですが、これが、以前のシングルを聴きなおそうと思うきっかけになりました。現在、「there is...」のすぐ後に発売された「thermo plastic」というアルバムはなぜか持っていないので、その次のアルバムである「LOVE LIFE」というアルバムから順に聴きなおしているんですが、一番に思うことは、姿勢が首尾一貫しているということですね。小室哲哉がプロデュースしていた頃の作品はほとんど知らないので何とも言えませんが、少なくともこの「LOVE LIFE」から今にいたるまでの期間でいえば、同じテーマに沿って作品が作られていると思います。そのテーマはもちろん「LOVE」。といってもいわゆる恋愛という意味でのLOVEだけではなく、広くは人類愛といった意味までがこの言葉からは感じることが出来ます…曲を聴かれれば一目(一聴?)瞭然だと思いますが。例えば、先に挙げた「Japanese girl」ではhitomiから全女性(というかJapaneseですが)への愛でしょうし、「LOVE LIFE」その他のアルバムなどでも非常に色んな意味での「LOVE」が歌われています。
何もhitomiに限らずJ-POPなんてほとんどラブソングじゃないか、という意見もあるかもしれません。実際そうですしね。でも、逆にここまで歌い続けている人はあまりいないんじゃないでしょうか。ありがちなこととして、ラブソングが相応しそうな時期、例えばクリスマスや卒業式シーズンなんかに合わせて、アーティストのリリースがかたまってある、なんてことがありますし、何か社会的に大きな事件が起きたときに、人類愛を歌うような曲がよく出されるなんてこともありますが、hitomiのスタンスはそういうのとは独立してあるように感じます。流行ものとして歌うのではなく、しつこいほどに同じテーマを歌い続ける…なかなか出来ないことですし、私なんかは非常にかっこいいことだと思います。
もし、これを最後まで読まれて興味を持たれた方は、とりあえずこのサイトへどうぞ。19日まで、と期間限定ですが、けっこう長いライブ映像が無料で見られます(簡単な会員登録みたいなものはありましたが)。有名な曲もいくつか歌われていますし、最近のhitomiを知るにはなかなかいいんじゃないでしょうか。私はこれを見てライブへ行ってみたくなりました。というか、最初はそれを宣伝したかっただけなんですが…書いているうちにいろいろ書きたくなって、結局また長くなってしまいました(笑)