大文字

今日は五山の送り火
私が所属しているボーイスカウトの団は、大文字山にほど近いところで活動をしているので、もう何十年と大文字の薪運びが恒例の奉仕活動になっています。私もカブスカウトに入ってからはもちろん、おそらくそれまでの小さい頃にも親に連れられて行っていたでしょうから、すでに14,5回は参加しているのかな…
薪運びの作業は大きく分けてふたつ…8月、16日の当日はご存知のとおり、火床まで薪を配るのですが、実はその前にもうひとつ作業があるんです。それは4月。大文字保存会の人が、山の中腹で切り倒し薪の束にされたものを、大の字の脇にある倉庫まで運ぶという作業です。
8月16日は、京都の人はもちろん、日本中にこの送り火は知られているので、お手伝いの方なんかも多く来られ、大した作業ではありません。運ぶ距離も短いですしね。問題が、知られていない4月の作業。これは人手が少なく距離が長い上に、薪が重たい…切ったところの薪はまだ水分を多く含んでいて重いんです。ボーイスカウト以外のボランティアの人などには、8月よりもむしろこちらに来ていただきたい、というのが本音です(^^;
で、今日は前者、8月の大文字。今日はそれほど暑くなかったこともあって、比較的楽な作業になりました…といっても、例年と比べてですが。もともと普通に歩くだけでもそれなりにしんどい山ですから、それを登ったあと薪を運ぶのが楽なわけはありません(笑)今年は護摩*1を、一束下から運ぶ役に当たったのですが、それが最後の一束で軽く、また、束にまとめられる時間など他の人より余裕があったのが、楽に感じた理由でしょうか。まぁいずれにせよ、帰ってみればヘトヘトなんですけど(^^;
興味のある方はぜひ来年の「4月に」お声をおかけください(笑)

*1:祈りの言葉なんかが書かれた薪です。先祖供養の行事なので「○○家先祖代々」だとか、あるいは「家内安全」なんて願いが書かれていたりもします。大文字だと、薪運びを始める午後3時くらいまで銀閣寺の前で、願いを書く薪が売られています。